バカラはカードカウンティングで勝てる!?
バカラのカードカウンティングとは何なのか、また実際にカードカウンティングによってバカラで勝率を上げる事ができるのかを考察します。

そもそもカードカウンティングとは?
カードカウンティングを直訳すると「カードをカウントする行為」です。もう少しバカラ風にかみ砕くと、出現したカードの記録を取りながら次にどのカードが出現しやすくなるかを予想する手法となります。
カードカウンティングを通じてどのカードが出やすいかをある程度予測できれば、PLAYER、BANKERのどちらが勝利しやすいのかも予想しやすくなります。
テーブルゲームのバカラではカードカウンティングの意味なし

すべてのバカラゲームにおいてカードカウンティングが有効な訳ではありません。例えばコンピューターにより作動するテーブルゲームのバカラは、いずれもカードカウンティングをしても無意味です。
というのもテーブルゲームのバカラでは、ゲームラウンドが終了する度にカードがシャッフルされるためです。一度出現したカードであっても、シャッフルされることによって次のラウンドですぐに出現する可能性があります。
テーブルゲームのバカラでカードカウンティングを行う行為は100%無意味です。なるべく無駄な労力は割かずにプレイするようにしましょう。
ライブバカラはデッキシャッフルまでカードカウンティングの効果あり

テーブルゲームのバカラはカードカウンティングが無意味である一方、ライブバカラではカードカウンティングが効果を発揮します。というのもライブバカラでは、ゲームラウンドの度にカードがシャッフルされるわけではないためです。
一度出現したカードはシャッフルされるまでシューには戻りません。したがってシューに残っている同じ数字のカードが減るわけで、ライブバカラにてカードカウンティングを行うことは、理論上勝率を高める効果があります。
バカラのカードカウンティング基本用語
バカラのカードカウンティングを行う際に、知っておきたい基本用語を簡単に紹介します。
デッキ
デッキとはジョーカーを除いた52枚のカードの束のことです。基本的にバカラでは6デッキもしくは8デッキでゲームが行われます。6デッキなら312枚、8デッキなら416枚のカードが利用されます。なお各カード(数字)の内訳は以下の通りです。
デッキ数 | 6デッキ | 8デッキ |
---|---|---|
A~9 | 各24枚ずつ | 各32枚ずつ |
10、J、Q、K | 合計96枚 | 合計128枚 |
デッキ数に応じてカードカウンティングの難易度も変わってくるので、プレイ前に当該バカラゲームでは何デッキが使われているのか確認しておきましょう。
シュー

シューとはまだ使用されていないカードの束を指します。バカラでカードカウンティングを行う際は、出たカードの記録を取りつつ、シューにどのカードが含まれているのかを予測することが重要です。
そしてシューにどの数字が多く含まれているのかを理解できると、賭けの的中率も自ずと高まっていきます。
ディスカードホルダー

ディスカードホルダーとは、ゲームに利用されたカードの束のことです。ディスカードホルダーにあるカードは、再びシャッフルされるまでシューに戻ることはありません。例えば6デッキのバカラでAが既に24枚ともディスカードホルダーにある場合には、以降は絶対にハートのAは出現しないということが分かります。
バカラでカードカウンティングのやり方
実際にバカラのゲームにおいてカードカウンティングを行う際の流れについて、詳しく解説します。
Step①デッキ数を確認する
まずは自分がプレイしているバカラが何デッキで行われているゲームなのかを把握することが重要です。基本的には各ゲームのヘルプ画面から、何デッキなのかを確認できます。
ライブカジノのバカラルールでは、8組のデッキを使うゲームが多いです。もちろん使用するデッキ数が少ない程、カウンティングの成功率は高まります。

Step②数字ごとに出現したカードをカウントする
後は実際にゲームを行いながら、地道に出現したカードの記録を取り続けましょう。メモ用紙に各数字をそれぞれ記載した上で、出現したカードについては「正」で記録しておくのが簡単です。10と絵札については個別の枠を設けるのではなく「0」として記録を取るのでも構いません。
1回でもメモを取り損ねると、その後取るべき選択も大きく変わってきてしまうリスクがあるので、集中を切らすことなくしっかりとメモを取り続けましょう。
バカラのカードカウンティングにより勝率を高める方法
カードカウンティングを通じて、実際にバカラの勝率を高める方法について詳しく解説します。
【大前提】バカラで3枚目のカードが配られる条件
バカラのカードカウンティングを行うためには、バカラのゲームにおいて3枚目のカードが配布される条件について理解しておくことが重要です。PLAYERとBANKERにそれぞれ2枚のカードが配布された後、PLAYER側に3枚目のカードが配布されるか否かは以下の条件で変わります。
3枚目のカード (PLAYER) | 条件 |
---|---|
配られる | PLAYERの合計ハンドが5以下 |
配られない |
|
一方でBANKER側に3枚目のカードが配布されるか否かの条件は以下の通りです。
3枚目のカード (BANKER) | 条件 |
---|---|
配られる |
|
配られない |
|
BANKERよりもPLAYER側の方が3枚目のカードが追加されやすいことが分かるでしょう。
シューに4以下のカードが多いときはPlayer勝利のチャンス

カードカウンティングを通じて、シューに4以下のカードが多いという状況になればPLAYERの勝利の可能性が高くなります。というのもPLAYERが3枚目のカードを引く際に、合計ハンドが10以上になる可能性が低くなるためです。
またBANKERは合計ハンドが3~5の時にもスタンドすることがあります。つまりシューに4以下のカードが多くなっている時は、PLAYERのハンドが強く、一方でBANKERのハンドが弱くなりやすいということです。
シューに6以上のカードが多いときはBanker勝利のチャンス

カードカウンティングを通じて、シューに6以上のカードが多く残っている時は逆にBANKER側の勝利の可能性が高くなります。というのもPLAYER側のハンドが5以下で3枚目のカードを引く場合、6以上のカードが出現するとPLAYER側のハンドは10を超える、つまり弱くなりやすいということです。
またBANKERは3~5でも条件次第ではスタンドとなることがあるため、3枚目のカードを引くことでハンドが弱体化するという危険性が低くなります。
シューに特定のカードが偏って残っているときはPair成立のチャンス
カードカウンティングを通じて、特定の数字や絵柄だけが全然出現していない状況はPairというサイドベットが成立するチャンスです。Pairは同じ数字や絵柄が2枚配られることで成立し、普通に勝敗を的中させるよりも高倍率で配当を獲得できます。
サイドベットの還元率は低いため、毎回賭けるのはあまりおすすめできません。しかしカードカウンティングを通じて的中可能性が高い状況を見極められれば、Pairのサイドベットを的中させられる可能性が高まります。
バカラのカードカウンティングに関する注意点
バカラのカードカウンティングは勝つ可能性を高めてくれる攻略法ですが、実際に利用する際にはいくつか知っておくべき注意点もあります。
カードカウンティングはランドカジノで禁止されている行為
本場のランドカジノではカードカウンティングは禁止です。おもむろに筆記用具とメモ用紙を取り出すと、ディーラーやカジノ職員により没収されてしまいます。
頭の中で整理するという手法もありますが、膨大なデータを正確に記憶し続けるのはあまり現実的ではありません。あくまでもオンラインカジノのライブバカラにおいてのみ使える攻略法であることを理解しておきましょう。
バカラ オンラインでは、カードカウンティングをとがめられることも、メモ用紙を没収されることもありません。不正行為とみなされて資金を没収されるなどの不安もないため、安心してカードカウンティングを行うことができます。
ブラックジャックと比べるとバカラでのカードカウンティングは効果が薄い
カードカウンティングが効果的なゲームとしては、バカラのほかにブラックジャックが有名です。ブラックジャックは賭けを行った後にも「ヒット」や「スタンド」などのアクションを起こせる機会があるので、カードカウンティングによりシューに含まれているカードを把握しておくことで勝てる可能性は高くなります。
一方でバカラは『Peek Baccarat』など一部のゲームを除くと、ベットした後は結果が確定するのを待つのみです。配られたカードを見てPLAYERやBANKERにベットするといった賭け方はできないので、ブラックジャックに比べるとカードカウンティングの効果は限定的となります。
カードカウンティングをしても100%勝てるとは限らない
カードカウンティングは確かに勝率を高めるためには効果的な方法です。しかし注意したいのは、バカラとは運のゲームであり、カードカウンティングをしたからと言って必ず勝てるとは限らないためです。例えばシューに4以下のカードが残っている状況であっても、BANKERが勝利するという可能性は当然あります。
どれだけカードカウンティングでしっかりと記録を残しておいても、今回のゲームで出現するカードが何なのかは配られてみないと分かりません。カードカウンティングによる記録はあくまでも参考にするというだけに留めておき、最終的にPLAYERとBANKERのどちらにベットすべきかは直感力も重要です。
カードカウンティングで勝利を狙うのはタイパが悪い
カードカウンティングが効果を発揮するのは、ある程度多くのラウンド数を経た後です。少なくとも100枚分くらいの出現記録は取っておきたいので、20ラウンド程度はカードカウンティングをし続ける必要があります。
そしてカードカウンティングをした結果、満遍なくカードが出現していて特に偏りがないというケースもあり得ます。するとどの賭け式にベットしても、特に勝率が高くなるということはありません。
長い時間をかけてカードカウンティングをした割に、大した成果を得られない可能性も小さくない点が難点です。しかもPLAYERは2倍、BANKERは1.95倍という配当倍率しかないので、カードカウンティングに要した時間に対して得られる賞金としてはかなり小さいと感じてしまいます。
メモを取り間違える危険性がある
カードカウンティングはどれだけ正確にメモを取り続けられるかも肝です。仮に間違ったメモを取ってしまった場合、それだけで努力がパーになってしまう可能性もあります。
長時間カードカウンティングを続けていると、「あれ?今の記録は取ったっけ?取ってないっけ?」と集中力の欠如によるミスに繋がる危険性も高いので注意が必要です。作業自体は単純作業で飽きやすいので、カードカウンティングを行う際はとにかく高い集中力を保ことを意識しましょう。ちょっとした油断によって、再度1からカードカウンティングをやり直しせざるを得ないこともあります。
カードカウンティングの必勝法を謳うツールは詐欺の危険性あり
バカラのカードカウンティングについて調べてみると、有料の必勝法や攻略ツール、コンサルなどが販売されていることもあります。しかしそういったツールはほぼ詐欺なので、絶対に手を出してはいけません。
「本気で稼げた」「毎週爆益」といった魅力的な口コミが見られても、内部の人間やアフィリエイターが宣伝しているだけです。神様でもない限りはバカラの勝敗を確実に的中させることはあり得ないので、有料のツールには絶対に手を出さないようにしましょう。
単に詐欺ツールを買わされるというだけではなく、オンラインカジノ各社が定める「第三者によるベットの関与」という規約に違反して、出金拒否やアカウント凍結といった重い処分を受ける可能性もあります。